商品説明
TEM用Holeyカーボン支持膜
カーボン膜厚10-25nm、膜孔は半導体製造技術により規則正しく一面に開いています。1umおきにφ2umの円形孔(R2/1)、1.3umおきにφ1.2umの円形孔(R1.2/1.3)など各種サイズがございます。スクエアタイプは、7×7μmのスクエアを2μm幅の桟で区切ってあり(S7/2)、いずれもTEMグリッドに貼付されています。
※孔径(又は間隔)サイズは名目上の数値のため、誤差が生じることがあります。
※カーボン膜には若干の欠損部分がありますが、使用可能な領域は75%以上になります。
商品画像(左上から)
・Square Type
・R2/1 type
・R2/2 type
・R3.5/1 type
・R1.2/1.3 type
・Multi type
タイプ
R0.6/1、R1/2、R1/4、R1.2/1.3、R2/1、R2/2、R2/4、R3.5/1、Square7/2、Multi、他
グリッド
材質 Cu、Au、Ni、Cu/Rh、Mo
メッシュ 200mesh、300mesh、400mesh
(Moは200meshのみ)
入数 各100枚入
UltrAuFoil Holey Gold支持膜
低温(クライオ)電子顕微鏡法のために新たに開発されたこれらの超安定金製支持膜は、撮像時の凍結試料のドリフトを減少させます。画像コントラストと品質を向上させ、より少ないデータでより良い3D再構築画像を得ることができます。クライオ電子顕微鏡での撮像時、従来のカーボン支持膜は、特に照射開始時にドリフトし、これにより画像がぼやけ、微小で取り扱いの難しい分子の構造の特定が困難でした。MRCのChristopher J Russo博士とLori A Passmore博士の分子生物学ラボでデザインされたUltrAuFoilを使用することで、試料ドリフトを著しく減少させることができます。
[ 特 性 ]
- 伝導性が高く、非酸化性、耐放射性があり、表面が不活性で生体適合性があります。
- 膜厚は400-500Åです。この膜厚が最適な厚みとなり、400Å未満になると金製支持膜の性能が低下し始めます。
- TEMグリッドの材質も金になります。同一物質を使用することにより、サンプル冷却時の熱収縮率の違いを排除し、支持膜表面の形状や張力の変化を防止します。
- 納品後はそのまま使用できます。グロー放電等により親水性を高めることも可能です。
- 金製支持膜の強度は、従来のカーボン膜と同等以上です。但し、ピンセットでの取り扱いや急速冷凍時に損傷した場合、安定性が著しく損なわれる可能性があります。均一で損傷していない部分のみからデータを収集してください。
タイプ
R0.6/1 Au 300mesh
R2/2 Au 200mesh
R1.21.3 Au 300mesh
入数 各50枚入