商品説明
TIブルーは、鳥取大学医学部 形態医学分野様のご協力を頂き白金ブルーを商品化したものです。
TEM:酢酸ウランに代わる電子染色剤として有用です。
SEM:反射電子シグナル増強剤として有用です。
※低真空SEMへの応用
TIブルーの染色特性を利用することで、金属コーティングを施さなければSEM観察できなかったスライドガラス上のパラフィン切片を、低真空SEMで直接高分解能観察できます。
「TIブルー溶液 1ml」
通常電顕(TEM用)の試料作りをされている方に。
「TIブルー染色用キット(乾固タイプ)」
キット内容:TIブルー(乾固)・希釈液・濾紙
内容量:希釈後200μl×5入(4穴ディッシュ)
主としてSEM用、pH調整の要らない簡便タイプです。
「TIブルー スモールキット」
従来のTIブルー染色用キットは、組織片などの生物試料を浸漬して染色することを想定し、希釈後200μl×5セットとなっておりますが、腎生検などの組織パラフィン切片を染色するには約50μlで十分なため、染色液が余ることがありました。
そこで「組織パラフィン切片用の染色液」として、1検体ごとに使い切れるように少量にしたキットを新たにご用意しました。
キット内容:TIブルー(乾固)・希釈液
内容量:希釈後50μl×20入(0.2mlチューブ)
パラフィン切片および微小サンプルの低真空SEM観察用です。
※TIブルー溶液は、保管しているうちに液中に結晶状の物が出る事があります。また、キットでも希釈後まれに出ることがあります。その時はフィルター(ミニザルトRC4等)をシリンジに装着し濾過してご使用下さい。
・現在はTIブルー溶液の商品に2個添付しております。
・品質に問題はございません。
※医学生物学電子顕微鏡技術学会の推奨品です。
※TIブルーの廃液は、重金属扱いとして廃棄処理して下さい。
※TIブルー応用例(電顕像)